【レビュー】エレコムの新ゲーミングブランド[ARMA]ゲーミングマウスホワイトモデル
PC周辺機器の最大手であるエレコムが自社のゲーミングブランド❛ARMA❜シリーズを立ち上げて本格的にゲーミングデバイス市場に参戦してきたのは少し話題になったが実際にARMAシリーズのFPSゲーミングマウス“M-ARMA50シリーズ”のホワイトモデルを購入しレビューをしました。
目次 主な仕様 |
日本人の手の大きさに合う大きさ、設計 |
M-ARMA50WHは日本人の平均に合わせて、比較的小型のエルゴノミクスデザインとなっている。特に薬指と小指のフィット感はかなりいいものだ。
PixArt社製 PAW3335DBセンサー搭載 |
PixArt社製 PAW3335DBセンサーを搭載しており、センサーの性能は全く問題ない。ポーリングレートは最大1000Hz、DPIは100~16000までの100単位でカスタマイズ可能となっている
握り心地はいいが少し癖のあるサイドボタン |
この製品の特長的な部分が癖のあるサイドボタンだ。 他社製品よりも大きめであり出っ張りもかなりあるのが特徴だ。さらに通常のサイドボタンの下にもう一つボタンがあり、ここにも自分の好きなボタンを設定できる。誤爆が心配になりそうな位置でもあるので無効にしておくのもありだ。
このサイドボタンがかなり曲者となっている。まずボタンそのものが結構硬い、そしてサイドボタンの下の出っ張りの部分が個人的にはかなり邪魔になっておりスムーズな操作の妨げになってしまっている。慣れの部分もあると思うが、この辺はもう少しシンプルなデザインの方がいいと思われるし万人受けするだろう。
ソールは高級フッ素樹脂素材でかなり滑りはいい |
最近のゲーミングマウスのソールはテフロンが使われていることが多いが、本製品は高級フッ素樹脂素材でできており滑りはかなりいい、この点は他社製品と比べてもいい点だろう。
高耐久ケーブル |
最近のマウスだとかなり柔らかいケーブルが採用されていることが多いが、本製品はその真逆をいくものと言えるだろう。かなり硬い、高耐久と謳うだけあって耐久性を重視した結果硬いものが採用されたのだろう。マウスバンジーを使えば特に問題はないかと思います。
ケーブルが硬いせいか上手く重さが量れず仕様よりも10g以上も重く計測されてしまった。さすがにこれは誤差ではなくケーブルの重さを含めてしまっているだろう。
カスタマイズソフトは良デザイン |
カスタマイズソフトはかなり使いやすい、デザインも個人的には好きなデザインで👍
ボタンをカスタマイズするときはマウスの絵が書いてあるボタンにカーソルを持っていくタイプだが、珍しく俯瞰視点ではない。これには若干だが違和感はある。しかし問題なく使えるレベル
一つだけ残念なことはイルミネーションの種類が少なすぎるところだ。常灯と呼吸の2パターンしかなく色も赤色のみなのはゲーミングマウスとしては少し寂しいところ。というか悪く言ってしまうと手抜きだと言えてしまう。ここはもう少し改良してほしいところだ。
M-ARMA50ホワイトモデルの全体評価 |
マウスそのものは高い水準で纏まっているだろう(センサーやソールなど)。しかしマウスで大事なのは握ったときの操作のしやすさだ。癖のあるサイドボタンがそれを著しく阻害している。個性を出したかったのか分からないがもう少しシンプルなデザインの方がサイドボタンの操作がしやすいだろう。マウスの大きさについては個人的にはもう少し大きめのほうが握りやすいがこれは手の大きさに個人差があるので何とも言えないだろう。
もう一つ残念な点はイルミネーションの少なさだ。赤色1色で点灯パターンも2種類は流石に少なすぎる。イルミネーションはマウスの性能に全く関係はないがせっかくのゲーミングマウスなのだからこの辺をもう少しこだわってほしかったところ。
日本のメーカーが本格的にゲーミングブランドを立ち上げた製品だったので少し残念感が大きい。しかしまだ立ち上げたばかりだ、今後の製品展開がどのようになるかは分からないが今後に期待したい。
趣味・ホビーランキング