NTTドコモが母体となったeスポーツリーグ「X-MOMENT」、賞金総額3億円越えに

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NTTドコモは2021年1月23日、eスポーツ事業への参入を発表し、国内eスポーツリーグブランド「X-MOMENT(エックスモーメント)」を設立、運営を開始することを発表。その内容が明らかにされたが、間違いなく国内最高賞金額にして、最高の環境が整ったと言えるので詳細を説明していきたい。

X-MOMENTとは?

私たち、X-MOMENTが目指すもの。

それは、eスポーツリーグを通じて、eスポーツの可能性を広げ、
世界でも通用するプレイヤーを輩出し、選手の夢を支援することです。

eスポーツは、誰もが参加できる可能性あふれるスポーツです。
近年では、あらゆるジャンルで数多くのeスポーツ大会も開催されています。
しかし、日本は海外のeスポーツ市場と比べるとまだまだ大きな差があるのが現状です。

そこで、X-MOMENTは、
オーディエンス/プレイヤー/ゲーム会社/eスポーツに前向きなパートナー企業など、
みなさんとともに、eスポーツの新しい価値の創造や課題解決を推し進め、
eスポーツをより自由で、より可能性のあふれるものに変えていきます。

eスポーツが本来持つ「熱狂」の瞬間を共有し、それを楽しむすべての人の「想い」を重ね、
新たなeスポーツ体験を提供し、心を揺さぶる瞬間を生み出していきます。
X-MOMENTという名前には、そんな想いを込めました。

日本のeスポーツに大きなうねりを生み出していく。
私たちX-MOMENTにご期待ください。

X-MOMENT公式HPから引用

現在、発表されているリーグが『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE』『Rainbow Six Japan League 2021』の2つ、その2つのリーグの賞金総額、そして一番大きいのが参加選手全員に給与が保証されているというのが一番大きい発表だ。

プロゲーマーの問題点

ここでプロゲーマーという職業について、少し触れておこう。皆さんはプロゲーマーというとどんな物を想像しますか?

おそらくゲームの賞金、もしくはチームに所属の場合は固定給が支払われていると思っている人が多いと思います。しかし実際に賞金で生活できるなんてほとんどいません。国内だけでいうとそんなことが実際に可能なのは格闘ゲームくらいでしょう。しかも常に上位にいかないと賞金で生活なんて無理でしょう。

ではチームに所属していて、固定給が支払われているのかと言われれば、それも一部のチームのみというのが現状でしょう。過去に給与未払い問題があったチームもありますし、そもそも給与が支払われていないチームも数多いでしょう。

eSportsが近年、急速に拡大をしてきましたが、プロゲーマーという職業が確立してきたかというと決してそうではないのが現状です。そんな中リーグ参加選手全員に給与保証がされているX-MOMENTが発足されたのは非常に大きいのです。

賞金総額3億円『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE』詳細

チーム数は16チーム(1チーム5名以上、7名まで登録可能)、試合形式はSQUAD(1チーム4人プレイで16チームが同時に対戦)、年間2Phase制で年間100試合が行われる。

Phase1は2021年2月13日~5月1日、Phase2は2021年7月~9月(予定)で行われ、上期の世界大会にPhase1の優勝チームが出場(予定)、下期の世界大会に年間シーズン総合優勝チームが出場(予定)となっている。

そして賞金総額がなんと3億円、さらに賞金とは別に、選手全員に対して年間350万円以上を保証となっている。

国内賞金で億単位のリーグが発足されるなんてまったく想像ができなかったがそれが実現した形だ。さらに大きいのが年間350万円以上が保証されていることだろう、これにより試合に集中できる環境が整えられた。今までだと普段は会社員をしながら夜は練習をして試合に臨むというのがパターンだったが、給与保証がされることにより、よりプレイに集中できるようになった。これは非常に大きいだろう。

賞金の詳細

 

『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE』詳細ページから引用

総合優勝チームに1億円、さらに各DAYごとの賞金(×24日間)が1位200万円となっている。今までとはまさに桁違いとなっている。ドコモの資金力が半端ないことが分かる

2部リーグ&オープン大会

さらにトップリーグだけでなく、2部リーグ&オープン大会も開催予定となっています。詳細は上記画像の通りですが、このCL(CHALLENGE LEAGUE)に対しても、賞金総額500万円が設定されている。

年間スケジュール

年間スケジュールは上記画像の通り、正直PUBG MOBILEに関してはプレイもしてないし、競技シーンも見た事がないが、賞金総額をみると凄いなと思ったし、試合も見てみたいなと思いました。

『Rainbow Six Japan League 2021』詳細

8つのプロチームによる、2回総当たりリーグ(14試合/チーム)によって優勝が争われる。試合形式はBO3(3セットマッチ、2本先取で勝利)となり年間56試合が予定されている。

さにリーグ優勝特典として、世界大会「APAC NORTH」の昇格戦出場権を獲得となっています。

そして賞金総額は3,200万円、さらに1チームあたり所属選手最大6名に対して、1名につき年間350万円以上の給与保証がされています。

RJL 2021の賞金詳細

細かな個人賞については、まだ詳細が発表されていませんが、リーグ優勝チームは1500万円と国内リーグでは最大となってます。そして5位までに入ると来シーズンの出場権を獲得することになります。下位3チームになった場合は2部リーグ上位チームとの昇格戦へ行く形式となっているようです。

RJO 2021、RJC 2021、昇格戦の詳細とスケジュール

それぞれの大会詳細とスケジュールは上記画像の通りとなっています。注意点として、Rainbow Six Japan Chanpionship(以下RJC)とRainbow Six Japan League(以下RJC)は別々の大会となってるのでご注意ください。RJO2021で上位2チームにRJCシード権とRJL昇格戦への出場権が獲得できるようになっています。そしてRJC2021の優勝チームはRJC昇格戦参加の権利を獲得となっています。

つまりRJL2021の下位3チームとRJO2021の上位2チーム※2シーズンなので4チームとRJC2021の優勝チームの合計8チームが来シーズンのリーグ出場権を争いRJL昇格戦が行われる予定となっています。

仮にRJC2021の優勝チームが、RJL2021の上位5位内に入っているプロチームだった場合は、昇格戦にでる必要はないので、この場合は敗退した中で、最上位チームにRJL昇格戦の参加権利が与えられると思われる。※詳細の発表はまだないので、筆者の予想です

例えば想定内の出来事として、RJC2021の決勝が昇格戦に行く必要がないチーム同士の対戦になる場合があるので、その場合はどうするのかはまだ分からないので、詳細に関しては、今後発表されるものと思われる。

NTTドコモが運営母体となってるとはいえ、まさかここまでの賞金額を設定したリーグが発足されるとは思ってもいませんでしたが、今後eSportsの市場拡大は間違いありませんし、そのための土壌を良くしていくのは必須なので、これは嬉しいニュースですね。

現状は2つのゲームのリーグなので、今後他のゲームも参戦してくると思いますので、今後がますます楽しみですね。

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