【競馬ニュース】2021年は世代交代&歴史的快挙達成の年
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2021年は世代交代が成された
30代も半ばを過ぎると本当に1年が早く感じるようになりました。ついこの間2021年がスタートしたと思ったらあっという間に1年が過ぎ去っていった感覚です。
2021年も様々なドラマが生まれた競馬ですが、そんな2021年を振り返ると世代交代が起きた1年だったなと思います。2020年にはGⅠを史上最多9勝を上げたアーモンドアイが引退、そして2021年はアーモンドアイと名勝負を繰り広げてきた名馬の引退、そして3歳馬の台頭が同年に起きたからです。
今年引退した名馬はスプリント・マイルの2階級制覇のグランアレグリア、無敗3冠馬コントレイル、グランプリ3連覇のクロノジェネシスと近年競馬界をけん引してきた3頭の歴史的名馬が名を連ねます。
そして3歳馬エフフォーリアがそれらの名馬達を相手に天皇賞秋ではコントレイルを負かし、有馬記念ではグランプリ3連覇中のクロノジェネシスをねじ伏せ、完全に世代交代を印象付けました。2022年の古馬戦線は間違いなくエフフォーリアが中心になるでしょうし、個人的には海外挑戦も視野に入れて欲しいと思っています。
ダート界に目を向けると2021年の帝王賞とチャンピオンズカップを制したテーオーケインズが間違いなくダート界を引っ張っていく存在です。特にチャンピオンズカップでは6馬身差を付ける圧勝で、圧巻のパフォーマンスを見せつけました。6馬身差での勝利は、クロフネの7馬身差に次ぐ記録となっており、2022年はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目です。
同一年海外GⅠ3勝の偉業達成&史上初ブリーダーズカップ制覇
国内では世代交代、そして海外競馬に目を向けるとラヴズオンリーユーが史上初となる同一年海外GⅠ3勝を達成。日本調教馬によるブリーダーズカップフィリー&メアターフを初制覇するなど歴史的偉業を達成した年でもありました。同じくブリーダーズカップに帯同していたマルシュロレーヌがブリーダーズカップディスタフを制覇し、アメリカダートGⅠを日本調教馬をして、初制覇をするなど海外競馬での偉業が達成された年でもありました。
この快挙は瞬く間に世界中に広がることになり、話題を呼びました。アメリカダートGⅠをアメリカ産馬以外が制覇することがどれ程の偉業か、アメリカはダート競馬が主流であり1984年に創設されたブリーダーズカップのダートレースをアメリカ調教馬以外が制したのは僅かに9頭になっており、ほぼアメリカ調教馬の独壇場となっています。そんな中マルシュロレーヌがその1頭に名を連ねることになりました。
2022年はどんな年になるか?
2021年は世代交代と海外競馬での史上初の出来事が起こりましたが、2022年はどんな年になるでしょうか?
近年はウマ娘の影響もあり、競馬界の盛り上がりは右肩上がりとなっています。馬券の販売もオンラインで簡単にできることもあり売れ行きは好調です。
少し不安なのは2022年の3歳クラシックが2021年ほど楽しみがないところですね。2021年は牝馬では白毛馬ソダシが話題になりましたし、牡馬ではエフフォーリアが完全に世代交代を果たすなど非常に盛り上がりを見せていました。それに比べると2022年の3歳クラシックは小粒感が否めないのが率直な所です。もちろんこれからまだ見ぬスターホースが突如現れるかもしれませんが、今のところは期待薄かなと思っています。
一方の古馬戦線も無敗3冠馬コントレイル、クロノジェネシス、グランアレグリア、ラヴズオンリーユーなどの歴史的牝馬が引退し、古馬戦線も少し盛り上がりに欠けるかもしれません。エフフォーリアやデアリングタクトが牡馬牝馬の古馬戦線を大いに盛り上げてくれるのを期待したいですね。
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