3強激突の天皇賞秋はどの馬が勝つか?データから見る狙い目
目次
3強対決で制するのはどの馬か?
昨年のクラシックは牡馬牝馬共にコントレイル、デアリングタクトがそれぞれ無敗で制するという偉業が達成されましたが、今年のクラシックは全て違う馬が制するという真逆の結果になったのも面白い所でした。
そして無敗3冠馬であるコントレイル、今年の皐月賞馬エフフォーリア、スプリント・マイル2階級制覇のグランアレグリアが3強を形成している天皇賞秋がいよいよ始まります。一体どの馬が制するのか?はたまた伏兵の戴冠があるのか?データから見る狙い目を検証していきたいと思います。
検証データ:競馬ラボ
4歳馬vs5歳馬
今年の天皇賞秋は164回目を迎える非常に長い歴史を持つレースとなっています。その長い歴史の中で3歳馬が制したのはシンボリクリスエス、そしてバルブガムフェローの僅か2頭しかいません。
過去10年のデータを見ても4歳馬が3回制覇、5歳馬が7回制覇と圧倒的な戦績を残しています。さらに連対率・複勝率も他の年齢馬を全く寄せ付けないほどの結果となっており、天皇賞秋は4歳馬vs5歳馬という構図になっているのが分かります。
4歳、5歳の馬の出走頭数が一番多いというのはありますが、6歳以上の馬も相当数出走しており、ここまで偏った結果になっているのは他の重賞を見ても類を見ません。ここまで顕著に傾向が出ているのなら6歳以上の馬は素直に消しでいいと思います。
1番人気の信頼度は非常に高い
過去10年のデータを見ると1番人気が1着5回、2着2回、3着1回と馬券圏内に来なかったのは僅か2回となっており、1番人気の信頼度が非常に高いレースとなっています。そして意外なのが4~6番人気の馬が馬券圏内に来ることが多いのも見逃せないところ、逆に3番人気の馬がなかなか結果を残せていないのも不思議なところです。
想定オッズですが、1番人気がコントレイル、2番人気がグランアレグリア、3番人気がエフフォーリアとなっており、こうなるとエフフォーリアが馬券的な相性は悪いと言わざるを得ません。
実績ではグランアレグリア、コントレイルに次ぐGⅠ2勝のワールドプレミアが6番人気というのも個人的には解せないところです。
休み明けは問題なし
近年の調教技術の向上や外厩の存在により、長期の休養明けでも結果を残すことが多くなっていますが、天皇賞秋に関しては特にその傾向が強く、安田記念や宝塚記念からの直行でも結果がでています。4か月以上の休み明けも度外視していいかと思います。
結論
結論から言えば、今年も人気決着となる可能性が高いと思われます。上位3頭が20週以上間隔が空いていますが、直近の結果を見ると全く問題ないと言えます。直近5年を見ても4か月以上の休み明けの馬が馬券圏内に来たのが9頭と半数以上となっています。
ただし3歳馬となると話は変わってきます。過去に勝ったのはシンボリクリスエスとバブルガムフェローの2頭のみ。過去10年を見てもイスラボニータとフェノーメノの2頭しか馬券圏内に来ていません、そして両馬ともセントライト記念からの出走となっており、エフフォーリアのような長期休養明けではない点も見逃せないところです。
こうなってくるとエフフォーリアは馬券という点でいうと相性は悪いと言わざるを得ません。
逆にコントレイルとグランアレグリアには馬券的な相性は非常に信頼度は高いものとなっています。グランアレグリアに関しては、距離不安という問題があるのが若干の不安要素かと思われます。グランアレグリアを思い切って外すという考えもあるかと思います。
馬券的なうま味があるのが現在4番人気となってるカレンブーケドール、そして6番人気のワールドプレミアです。上位3頭が圧倒的人気となっているので、なかなかに高倍率となってます。
5番人気のポタジェに関しては、全ての出走レースに3着以内と安定感抜群ですが、今回はGⅠが舞台となり相手も超強力となるので、さすがに今回は厳しいかなとみてます。
個人的に頑張ってほしいのが、コントレイルです。1番人気ということを別にして、3冠馬としての意地を見せて欲しいところ。
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