クロコスミア・カンタービレが引退、繁殖入りへ
2017年の府中牝馬S(GII・芝1800m)を制したクロコスミア(牝6、栗東・西浦勝一厩舎)が、2019年12月26日付で競走馬登録を抹消した。 今後は北海道沙流郡日高町のディアレストクラブで繁殖馬となる予定だ。
クロコスミアと言えば、2017年~2019年のエリザベス女王杯(GI・芝2200m)を3年連続2着というある意味では、父ステイゴールドの血を色濃く受け継いでいたのかもしれない。※ステイゴールドはシルバーコレクターでも有名
さらに2018年にはドバイ、香港にも遠征を慣行、残念ながら結果は出なかったが長く重賞戦線を戦ってきた馬だ。
レーススタイルは逃げであり、それ故に安定した戦績は残せなかったが大いにレースを賑わした1頭だろう。
目次 どんな産駒を残してくれるか? |
クロコスミアの血統は父がステイゴールド、母がデヴェロッペ、母の父がボストンハーバーとなっている。血統構成としては欧州、アメリカの血がバランスよく入っている感じだ。父の候補としてはサンデーサイレンスの4×3が発生するリオンディーズ、エピファネイア当たりなどが面白いのではないか?サンデーが入ってないロードカナロア、ルーラーシップあたりも候補だろう。
カンタービレも引退、繁殖入りへ |
2018年フラワーC(GIII・芝1800m、同ローズS(GII・芝1800m)を制したカンタービレ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が、12月26日付で競走馬登録を抹消した。今後は北海道浦河郡浦河町の三嶋牧場で繁殖馬となる予定だ。
カンタービレの血統は父ディープインパクト、母シャンロッサ、母の父ガリレオとなっている。こうしてみると超良血馬なのが良く分かる。欧州と日本のリーディングサイアーどうしの掛け合わせだ。これは子供にも大いに期待がかかるだろう。相手としては サンデーサイレンスの4×3が発生するリオンディーズ、エピファネイア、ハービンジャーあたりも面白そうだ、欧州の血も濃いので欧州の大レースなどを制するような馬が誕生するかもしれない。サトノクラウンあたりも候補に入れても面白いかもしれない。
引退した直後はこのようなシミュレートをやるのが楽しくてたまらない。初年度産駒が誕生するのは2021年、順調に行けば2023年にはデビューとなる。もしかしたら競馬界をけん引するようなスターホースが産まれてくるかもしれない、これが競馬のだいご味であり一番面白い所だと思う。
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